20mを超える大木の伐採費用は?料金が変わる条件と特殊伐採を解説

「20mくらいある木を切ると、いくらかかる?」
「大きすぎて根元から倒せそうにないけれど、伐採できる?」
「住宅のすぐ横にある高木でも対応してもらえる?」

高さ20mを超えるような大木の伐採では、このようなご相談をいただくことがあります。

20mを超える木の伐採費用は、高さだけで一律に決まるものではありません。

伐採本舗では、高さ8m以上の高木について75,000円~、高所・狭所・危険木などの特殊伐採について**90,000円~**を料金の目安としています。

ただし、20m級の大木になると、

  • 幹や枝の太さ
  • 木の状態
  • 住宅や電線との距離
  • 木を倒せるスペース
  • 高所作業車やクレーンを使えるか
  • 重機の搬入条件
  • 伐採後の原木・枝葉の量

などによって作業方法が大きく変わります。

実際に伐採本舗で施工した20~25m級の特殊伐採でも、複数本の伐採で50万円を超えるケースがあります。

この記事では、20mを超える大木の伐採費用がどのように決まるのか、特殊伐採が必要になるケース、実際の施工事例をもとに詳しく解説します。


目次

20mを超える大木の伐採費用の目安

20mを超える木だからといって、

「20mなら○万円」

と高さだけで料金を決めることはできません。伐採本舗での基本的な料金目安は以下の通りです。

作業内容料金目安
高木の伐採(高さ8m以上)75,000円~
特殊伐採(高所・狭所・危険木など)90,000円~

※上記はあくまで料金の目安です。実際の費用は木の太さ・状態・周囲の環境・使用する重機・搬出条件・処分量などによって異なります。

特に20m級の木では、木を根元から一度に倒せる現場と、住宅や電線に囲まれた現場では、必要になる作業がまったく違います。

そのため、20mを超える木の正確な伐採費用を知るには、現地調査が必要です。


20mの木はどのくらいの大きさ?

一般的な2階建て住宅の高さは、おおよそ7~10m程度です。そのため、高さ20mの木は、住宅の2倍前後の高さになることもあります。

地上から見上げたときには、「10mくらいだと思っていた」という木でも、実際に確認すると15m、20mを超えていることも珍しくありません。
また、大木になるほど幹や枝も太くなる傾向があり、切断した枝や幹1つあたりの重量も大きくなります。そのため、高さだけでなく、

「切った枝や幹を安全にどこへ下ろすか」

まで考えて作業計画を立てる必要があります。


20mを超える大木の伐採費用が高くなりやすい6つの条件

1.幹や枝が太い

木が大きく成長すると、幹だけでなく太い枝も増えます。

幹や枝が太くなると、

  • 切断に時間がかかる
  • 切断した部分が重くなる
  • ロープで吊る必要がある
  • クレーンなどが必要になる
  • 搬出する原木量が増える

といった作業が増えます。特に20m級の大木では、切断した幹をそのまま人力で運ぶことが難しい場合があります。そのため、バックホーやクレーンなどの重機を使用するか、運べる大きさまでさらに細かく切り分ける必要があります。


2.住宅・塀・物置などが近い

大木の伐採で特に重要なのが、周囲に何があるかです。

例えば、

  • 自宅の屋根
  • 隣家
  • 物置
  • カーポート
  • 塀
  • フェンス
  • 庭の設備

などが木の近くにあると、枝や幹を自由に落とすことができません。広い土地であれば木を根元から倒せる場合でも、住宅地では上部の枝から少しずつ切り分ける必要があります。切った枝をロープで保持しながら安全な場所へ下ろす工程が増えるほど、作業時間や必要な人員も増えるため、費用にも影響します。


3.電線や道路が近い

木の近くに電線が通っている場合も慎重な作業が必要です。

枝や幹だけでなく、

  • 作業員
  • チェンソー
  • ロープ
  • 高所作業車
  • クレーン

などと電線との位置関係を確認しながら作業方法を考えます。
また、道路沿いでは枝や木くずが道路側へ落ちないようにするなど、通行人や車両への安全確保も必要になります。状況によっては、関係事業者との調整などが必要になるケースもあります。


4.木を倒せるスペースがない

20mの木を根元から伐採する場合、当然ながら木が倒れるための十分な空間が必要です。
しかし住宅地では、

「木は20mあるのに、庭の幅は数mしかない」

という現場もあります。このような場合、木をそのまま倒すことはできません。

そこで、

上部の枝を撤去
↓
太い枝を切り分ける
↓
幹を上部から短く切る
↓
安全な高さまで下げる
↓
最後に残った幹を伐採

というように、上から順番に木を小さくしていきます。このような作業が、特殊伐採の代表的な方法です。


5.重機を木の近くまで入れられない

大木の伐採では、

  • 高所作業車
  • クレーン・ユニック車
  • バックホー
  • 運搬車両

などを使用する場合があります。

しかし、

  • 建物の裏に木がある
  • 通路が狭い
  • 階段しかない
  • 車両が入れる道路がない
  • 急な傾斜地に生えている

といった現場では、重機を木の近くまで入れられません。この場合には、作業員がロープを使って木に登ったり、人力で枝や原木を搬出したりする工程が増えるため、費用が高くなることがあります。


6.伐採後の原木・枝葉が多い

20mを超える大木を伐採すると、大量の原木・枝・葉が発生します。

伐採作業が終わっても、

  • 枝葉をまとめる
  • 太い幹を運べる大きさに切る
  • 重機や人力で移動する
  • 車両へ積み込む
  • 現場から搬出する

といった作業が必要です。特に複数本の高木を伐採する現場では、実際に木を切る作業以上に、搬出や片付けに時間がかかることもあります。そのため、見積もりを見る際は、伐採料金だけでなく、枝葉や原木の搬出・処分まで含まれているか確認することが大切です。


20mを超える木は必ず特殊伐採になる?

20mを超える木だからといって、必ず特殊伐採になるわけではありません。

重要なのは木の高さよりも、

「その木を安全に倒せる環境があるか」

です。
例えば、周囲に建物や電線がなく、十分な伐倒スペースを確保できる場所であれば、20mを超える木でも通常の方法で伐採できる場合があります。

一方で、高さ10m程度でも、

  • 住宅のすぐ横
  • 塀に囲まれている
  • 電線が近い
  • 隣家へ枝が伸びている
  • 木の真下に構造物がある

といった現場では、特殊伐採が必要になることがあります。

つまり、

「高さ20mだから特殊伐採」ではなく、「根元から安全に倒せないため特殊伐採」

という考え方です。特殊伐採の詳しい方法については、「特殊伐採とは?普通の伐採との違い・作業方法・費用を専門業者が解説」でも解説しています。


20m級の大木を特殊伐採する方法

20mを超える木をそのまま倒せない場合には、現場に応じて複数の方法を組み合わせます。

ツリークライミング・ロープワーク

高所作業車などを対象木の近くまで入れられない場合、作業員がロープで身体を確保しながら木に登ります。

木の上で、

  • 枝の太さ
  • 重心
  • 木の状態
  • 周囲の建物
  • 枝を下ろせる場所

などを確認しながら、上部から順番に切り分けます。


ロープで枝や幹を吊り下ろす

木の真下に住宅や構造物がある場合には、切断した枝をそのまま落とすことができません。

そのため、切断前に枝や幹へロープを掛け、

固定 → 切断 → ロープで保持 → 安全な場所へ下ろす

という工程で作業します。20m級の大木では太い枝や幹も重いため、切断する位置や長さを考えながら作業を進めます。


高所作業車を使用する

車両を設置できるスペースがあり、対象木までアームが届く場合には、高所作業車を使うことがあります。作業員がバケットに乗った状態で木の上部へ接近できるため、木へ直接登らず作業できる場合があります。


クレーンで枝・幹を吊る

太い枝や重量のある幹を安全に下ろすため、クレーンやユニック車を使用する場合があります。切断する枝や幹をあらかじめ吊った状態にしておき、切断後にそのまま安全な場所へ移動させます。

特に木の真下に建物などがある現場で有効な方法です。


実際の20m超の伐採費用|伐採本舗の施工事例

ここからは、伐採本舗で実際に施工した20m級の大木・高木の事例をご紹介します。

施工事例① 埼玉県寄居町|20~25mの高木4本を特殊伐採

埼玉県寄居町で、20~25mのケヤキ・スギ4本を特殊伐採しました。

項目内容
樹種ケヤキ・スギ
木の高さ約20~25m
本数4本
作業人数3人
作業日数2日間
施工費用570,000円(税込)

現場では物置倉庫や塀などの構造物があり、木をそのまま倒せる状況ではありませんでした。また、枝が隣家側まで伸びている木や、枯れが見られるスギもありました。

そのため、ツリークライミングとロープを使用し、上部から枝や幹を少しずつ切り分けながら伐採しました。この事例では、**20~25mの高木4本で570,000円(税込)**となっています。

ただし、この金額を「20mの木4本の相場」と考えることはできません。木の太さや周辺環境、必要な機材、搬出量などが異なれば、同じ高さ・本数でも費用は変わります。


施工事例② 埼玉県寄居町|20m超の高木9本を特殊伐採

別の寄居町の現場では、スギ・ケヤキ合計9本の特殊伐採を行いました。

項目内容
樹種スギ・ケヤキ
木の高さ最大20m超
本数9本
作業人数3人
作業日数2日間
施工費用690,000円(税込)

住宅の裏庭にある高木で、隣家や構造物が近く、そのまま倒すことが難しい現場でした。

そのため、ロープを利用し、枝や幹を少しずつ切り分けながら作業を進めました。


「20mの木=○万円」と言い切れない理由

ここまでの2つの施工事例を見ると、

20~25m・4本 → 570,000円
20m超・9本 → 690,000円

となっています。本数だけを見れば、「9本なら4本の倍以上になるのでは?」と思うかもしれません。しかし、伐採料金は単純に、

1本あたりの料金 × 本数

では決まりません。

例えば、一度重機を搬入すれば複数本を続けて施工できるケースもあれば、1本だけでも住宅や電線に囲まれ、長時間のロープ作業が必要になるケースもあります。

そのため、

  • 木の高さ
  • 太さ
  • 樹種・状態
  • 本数
  • 周囲の環境
  • 使用する重機
  • 作業人数
  • 作業日数
  • 搬入・搬出条件
  • 処分量

を確認したうえで見積もりを作成します。

高さや本数だけで料金を比較しないことが、大木の伐採では特に重要です。


20mを超える木を放置するリスク

大きな木だからといって、すぐに伐採しなければならないわけではありません。健康な木で、周囲に危険がなく、適切に管理できているのであれば、必ずしも伐採が必要とは限りません。

一方、

  • 枯れている
  • 大きく傾いている
  • 太い枝が枯れている
  • 幹に大きな腐朽や空洞が見られる
  • 根元の状態に異変がある
  • 台風や強風時に大きく揺れる
  • 枝が住宅や道路へ伸びている
  • 電線付近まで枝が伸びている

といった状態では、早めに専門業者へ相談した方がよい場合があります。20m級の木は、枝1本でも大きく重量があります。

そのため、「まだ倒れていないから大丈夫」と自己判断するのではなく、気になる症状がある場合には木の状態と周囲への影響を確認することが重要です。


20mを超える大木は自分で伐採できる?

20m級の大木を個人で伐採することはおすすめできません。

大木の伐採では、

  • 高所での作業
  • チェンソーの使用
  • 枝や幹の落下
  • 木の重心の変化
  • ロープワーク
  • 周囲の建物・電線
  • 重量物の搬出

など、複数の危険要素があります。

特に、

「根元から倒せないので、上から少しずつ切ればいい」

と考えるのは危険です。高所でチェンソーを扱いながら、切断した枝や幹の動きまで管理しなければならず、重大な事故につながる可能性があります。20mを超えるような大木については、まず専門業者へ相談することをおすすめします。


20mを超える大木の伐採を依頼する前に確認しておきたいこと

見積もりを依頼する際には、分かる範囲で次の情報を伝えておくとスムーズです。

木の本数

1本なのか、複数本あるのかを伝えます。正確に分からない場合は、おおよその本数でも問題ありません。

木の位置

例えば、

  • 自宅の庭
  • 建物の裏
  • 空き家
  • 山林
  • 道路沿い

など、木が生えている場所を伝えます。

周囲の状況

住宅、塀、物置、電線、道路などが近くにある場合には、その状況も重要です。

搬入経路

現場まで車両が入れるか、木の近くまで重機を入れられるかも作業方法に影響します。

写真

問い合わせ時に写真を送ると、木や現場の状況をある程度把握しやすくなります。

ただし、写真だけで正確な高さ・木の状態・作業条件・料金まで判断することは難しいため、正式な見積もりには現地確認が必要です。


20mを超える大木の伐採についてよくある質問

20mの木を1本伐採するといくらですか?

高さ20mという情報だけでは正確な費用を判断できません。

木の太さ、周囲の建物や電線、伐倒スペース、必要な重機、搬出・処分量などによって費用が大きく変わるため、現地調査後のお見積もりとなります。

20mを超える木は必ず特殊伐採になりますか?

いいえ。

周囲に十分なスペースがあり、安全に木を倒せる場合には、通常の伐採方法で対応できることがあります。反対に、それほど高くない木でも住宅や電線に囲まれている場合には特殊伐採が必要になることがあります。

25m程度の木でも伐採できますか?

現場の状況によりますが、ご相談いただけます。

伐採本舗では、実際に高さ20~25m程度の高木を特殊伐採した施工事例があります。

家のすぐ横にある20mの木でも伐採できますか?

現場の状況によりますが、そのまま倒せない場合でも、上部から枝・幹を切り分けて下ろす特殊伐採で対応できるケースがあります。

住宅との距離や木の状態、重機の搬入条件などを現地で確認したうえで作業方法を判断します。

電線の近くにある大木も伐採できますか?

電線の位置や種類、木との距離などによって対応方法が異なります。

電線付近の作業は特に危険性が高いため、ご自身で切ろうとせず、まず専門業者へご相談ください。

伐採した大木も処分してもらえますか?

はい。

伐採後の枝・幹・葉の整理や搬出まで対応できます。

伐採本舗では、木の状態や樹種に応じて、伐採した原木の一部を薪として再利用しています。


20mを超える大木ほど、現地確認が重要です

20mを超える大木の伐採費用は、単純に木の高さだけで決まるものではありません。

特に、

  • 木が太い
  • 住宅や電線が近い
  • 木を倒せるスペースがない
  • 重機が入れない
  • 枯れ・傾きなどがある
  • 搬出する原木が多い

といった現場では、特殊伐採や追加の安全対策が必要になることがあります。

そのため、

「20mの木だからいくら?」

ではなく、

「20mの木を、この現場で安全に伐採するにはどのような作業が必要か?」

という視点で見積もりを考えることが大切です。

伐採本舗では、埼玉県を中心に、庭木1本から20mを超える高木・大木、住宅や構造物に囲まれた場所での特殊伐採までご相談いただけます。


現地調査・お見積もりは無料です

「木の高さが正確に分からない」
「20m以上ありそうだけれど、伐採できるか知りたい」
「まず費用だけ確認したい」

という段階でも問題ありません。現地で木の状態や周辺環境、重機の搬入条件などを確認したうえで、作業方法とお見積もりをご案内します。

現地調査・お見積もりは無料です

「この木は伐採した方がいいのか判断できない」「枯れているように見えるが危険なのか分からない」「費用がどのくらいになるか知りたい」という段階でも問題ありません。

まずは現地を確認し、木の状態や周辺環境に合った伐採方法をご提案します。
お電話・お問い合わせフォーム・LINEから、お気軽にご相談ください。

目次