埼玉県寄居町にて、ご自宅の庭に生えていたケヤキとスギ、合計4本の伐採を行いました。対象木の高さは約20~25mあり、ケヤキの枝は隣家の敷地まで伸びていました。
また、直径約50cmのスギには枯れが見られ、倒木の兆候も確認されていました。対象木は物置倉庫と塀に囲まれた狭い場所にあり、真下にも構造物があったため、根元から一度に倒すことはできません。そこで、ツリークライミングとロープワークを活用し、枝や幹を上部から小さく切り分けて下ろす特殊伐採を行いました。

施工概要
| 施工場所 | 埼玉県寄居町 |
|---|---|
| ご依頼内容 | 支障木・枯れ木の伐採 |
| 樹木の種類 | ケヤキ、スギ |
| 木の高さ | 約20~25m |
| 伐採本数 | 4本 |
| 作業人数 | 3人 |
| 作業日数 | 2日間 |
| 使用機材 | チェンソー、3tバックホー、チルホール、クライミングロープ類 |
| 作業方法 | ツリークライミングとロープを使用した狭所での特殊伐採 |
| 施工費用 | 570,000円(税込) |
※施工費用は、木の高さや太さ、本数、木の状態、重機の搬入可否、周囲の建物や電線、枝葉・原木の処分量などによって異なります。
ご相談内容
ご自宅の庭にあるケヤキが大きく成長し、枝が隣家の敷地まで伸びているため、伐採したいとのご相談をいただきました。越境した枝だけでなく、強風時の枝折れや落ち葉など、近隣への影響も心配されていました。
また、同じ敷地内にある直径約50cmのスギは枯れが進んでおり、倒木につながる兆候が見られる状態でした。枯れた木は、外見だけでは内部の腐朽状況を判断しにくく、強風や台風をきっかけに幹が折れたり、根元から倒れたりする可能性があります。今回は、隣家への影響が心配されるケヤキと、倒木の危険があるスギを含む計4本をまとめて伐採することになりました。
現地の状況と作業前の確認
対象木は、物置倉庫と塀の間に生えていました。木の周囲には十分な伐倒スペースがなく、対象木の真下にも構造物があったため、木を根元から一度に倒す通常の伐採方法は使用できませんでした。無理に木を倒した場合、物置や塀、敷地内の構造物を破損する可能性があります。また、隣家側へ伸びた枝についても、切断方向や枝の重心を慎重に判断する必要がありました。
そのため今回は、対象木の上部に安全確保用のロープを設置し、ツリークライミング技術を用いて作業員が木に登りました。上部の枝から順番に切り分け、必要な箇所はロープで吊りながら安全な位置へ下ろす特殊伐採で作業を進めています。
作業前には、主に次の項目を確認しました。
- 対象木の傾きや枯れの進行状況
- 幹や枝に腐朽・亀裂がないか
- 物置倉庫や塀との距離
- 隣家側へ伸びた枝の状態
- 枝や幹を安全に下ろせる位置
- 重機の搬入経路
- 原木や枝葉の搬出経路
- 通行人や周辺への安全対策


作業内容・作業の流れ
はじめに、対象木の傾きや枝の伸び方、幹の状態を確認しました。特に枯れたスギは、幹や枝の強度が低下している可能性があるため、作業員が体重を掛けられる場所やロープを設置する位置を慎重に判断します。
あわせて、物置倉庫や塀、隣家、通行人、重機の搬入経路、原木の搬出経路を確認し、作業手順を決定しました。

伐採した幹や枝の移動と搬出に使用する3tバックホーを搬入しました。周囲の建物や庭の設備に接触しないよう、地面の状態や搬入経路を確認しながら慎重に重機を移動させました。


本格的な伐採作業に入る前に、作業や搬出の妨げになる木や竹を整理しました。また、切断した枝や木くずが接触する可能性のある物置倉庫や構造物については、必要に応じて養生や移動を行いました。作業員が安全に移動できるスペースと、切り下ろした枝を一時的に置く場所も確保しています。


対象木の状態を確認し、安全性を確保できる上部の位置にクライミング用ロープを設置しました。作業員はロープで身体を確保しながら木に登り、枝の太さや伸びている方向、周囲の建物との距離を確認します。特に枯れた木は枝が突然折れる可能性もあるため、健全な木と同じ感覚で登らず、荷重を掛ける位置を慎重に選びました。

木の上部から順番に、枝を小さく切り分けました。切断した枝はそのまま落とさず、必要に応じてロープで吊り、物置倉庫や塀、隣家に接触しない位置までゆっくりと下ろします。枝の重心や切断後に動く方向を予測しながら、一つずつ慎重に作業を進めました。


枝を取り除いた後、幹を上部から一定の長さに切り分けました。幹もロープで保持しながら安全な場所へ下ろし、真下の構造物への落下を防ぎます。木の高さを徐々に下げた後、周囲への影響がない状態を確保してから、地上付近に残った幹を伐採しました。


伐採した幹や枝葉をバックホーで整理し、敷地外へ搬出しました。伐採で発生した幹の一部は、伐採本舗を運営する株式会社ひなた林業が引き取り、薪事業で使用する薪原木として再利用します。 処分するだけではなく、木の状態に応じて資源として活用することで、廃棄物の削減にもつなげています。


最後に、敷地内に残った枝葉や木くずを回収し、作業場所を清掃しました。伐採箇所、物置倉庫、塀、周囲の構造物に問題がないことを確認し、お客様にも施工後の状態をご確認いただいて作業完了です。


作業時に工夫したポイント
- 枯れたスギの状態を確認しながら作業しました
枯れた木は、幹や枝の強度が低下している可能性があります。見た目には形を保っていても、内部で腐朽が進んでいる場合があるため、ロープを設置する位置や作業員が身体を預ける箇所を慎重に選びました。木の状態を確認しながら、通常よりも細かく作業手順を区切って伐採しています。 - 枝や幹をロープで吊りながら切り下ろしました
対象木の真下には構造物があり、物置倉庫や塀も近接していました。切断した枝や幹を自由落下させることができないため、ロープで固定し、安全な方向へ誘導しながらゆっくりと下ろしました。 - 隣家側へ伸びた枝を慎重に撤去しました
ケヤキの枝は隣家の敷地側まで伸びていました。隣家側へ枝や木くずが落ちないよう、枝の重さや重心、風の影響を確認しながら切断しました。必要な箇所では枝を複数のロープで管理し、切断後に大きく振れないよう対策しています。 - 伐採した原木を薪として再利用しました
伐採によって発生した原木の一部は、薪原木として引き取りました。伐採本舗では、伐採した木をすべて廃棄物として処理するのではなく、樹種や状態に応じて薪などに再利用しています。
施工前・施工後
施工前は、高さ20~25mのケヤキとスギが物置倉庫や塀の近くに立っており、ケヤキの枝は隣家側まで伸びていました。また、枯れたスギには倒木の兆候があり、強風や台風の際に建物や隣家へ被害を及ぼすことが心配される状態でした。施工後は、越境していた枝と危険のある幹をすべて撤去しました。建物の近くにあった高木がなくなり、倒木や枝折れによる被害のリスクが軽減され、庭全体の見通しも良くなりました。


作業後の状態
物置倉庫や塀に近接していた支障木を撤去したことで、枝の落下や倒木による構造物への被害リスクを軽減できました。隣家側へ伸びていた枝もなくなり、落ち葉や枝折れによる近隣への影響も抑えられる状態になりました。伐採した幹や枝葉はすべて整理・搬出し、敷地内に残った木くずを清掃して作業を完了しています。

代表のコメント

今回は、物置倉庫と塀に囲まれた狭い場所に、高さ20~25mの木が立っている難易度の高い現場でした。対象木の真下にも構造物があり、さらに枯れたスギも含まれていたため、木を一度に倒すのではなく、ツリークライミングとロープワークを用いて上部から小さく切り分けました。特に枯れた木は、枝や幹の強度を慎重に確認しながら作業する必要があります。事前に作業手順とロープを掛ける位置を細かく確認したことで、建物や塀を傷つけることなく、予定していた2日間で無事に作業を終えることができました。伐採本舗では、重機が入りにくい狭い場所や、住宅・物置・塀・電線などに近接した高木、枯れ木の伐採にも対応しています。「枯れた木が倒れないか心配」「枝が隣の敷地まで伸びている」といった場合も、お気軽にご相談ください。
枯れ木や隣家へ伸びた枝でお困りではありませんか?
- 木の葉が出なくなり、全体が枯れている
- 幹の表面が剥がれている
- 幹や太い枝に亀裂が入っている
- 根元に空洞や腐食が見られる
- キノコが生えている
- 木が住宅や隣家側へ傾いている
- 枝が隣家や道路まで伸びている
- 強風時に幹や枝が大きく揺れる
- 枝が屋根や電線に接触している
- 木が高くなりすぎて自分では管理できない
枯れた木や高くなりすぎた木を放置すると、強風や積雪などをきっかけに、枝折れや倒木が発生する可能性があります。特に建物や道路、隣家の近くにある木は、倒れてから対応するのではなく、危険が大きくなる前に状態を確認することが重要です。木の高さや太さ、周囲の状況によって、適切な伐採方法や必要な機材、施工費用は異なります。伐採本舗では、現地の状況を確認したうえで、安全な作業方法とお見積もりをご案内しています。埼玉県寄居町をはじめ、周辺地域で高木伐採、枯れ木の撤去、特殊伐採、越境枝への対応をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。
現地調査・お見積もりは無料です
「本当に伐採が必要なのか分からない」「枯れているように見えるが判断できない」という段階でも問題ありません。現地で木の状態や周辺環境を確認し、伐採方法や必要な安全対策、施工費用をご案内します。お電話・お問い合わせフォーム・LINEから、お気軽にご相談ください。
